ゲートの向こうのオフロード | カリフォルニアのオフロード
今回はロサンゼルスから北東に40kmほどいった、Rincon Shortcut OHV Routeという、4駆車、4輪バギーやモトクロスも入れるトレイル・林道です。南カリフォルニア・ロサンゼルス近郊のAzusaという町から山に入っていくルートです。入る前に近くのOHVエリア事務所で事前に登録して、施錠ゲートを開けて入るという仕組みでした。この登録するのもワクワク感が増して結構楽しかったですね。
場所:南カリフォルニア・Azusa
全長:今回のルートは片道13kmくらい。
通行可:歩行、自転車、自動車バイク(要事前登録)
駐車場:入り口に数台可、Trail Headに駐車しておくにはForest Adventure Pass(許可証)が必要かもしれません(2018年時点)
山の麓のアズーサという街
前述したとおり、南カリフォルニア・Azusaという町から山に入っていきますが、下記は山のふもとで歩道・サイクリングロードから撮った写真です。車道は右に見えており、すぐ横にレンジャーステーションがあり、Forest Adventure Passとか売っています(と思います)。このPassは、この山の指定の駐車場に車を止めるときは、車内に掲示しないといけないものです。(詳しくは行政のページを確認してください)
レンジャーオフィスの所に、この先にあるオフロードエリア「San Gabriel OHV Area Open」という看板が出ていました。今回向かうトレイル (Rincon Shortcut OHV Route)は、このオフロードエリアの事務所で入場許可登録をします。(※もしSan Gabriel OHV Areaがクローズされていたら、同時にRincon Shortcutもクローズされるのかどうかは不明です。)
ダム湖の近くにあるオフロードエリア
道を進んでいくと、ダム湖が見えてきます。
さらに進んでいくと、オフロードエリア「San Gabriel OHV Area」が見えます。わくわくしますね~。しかし今回はこのエリアは走らず、登録のために事務所に立ち寄るだけです。
しばらく行くとSan Gabriel OHV Area(ここの利用は別途有料。2018年5月時点) の入り口があります。一台ずつ車を調べているのでしょうか、順番を待ちます。(カリフォルニアはオフロード専用車であっても、専用エリアを走るためのマフラー規制などがあります。このゲートではそれを調べているんでしょうか。)GOUDAAの乗っているオートバイはStreet Legal(公道走行可)のKLX250で、しっかりとマフラーにも許可が得られている刻印がされているので、問題なく通過出来ました。
ここでRincon Shortcutに向かうことを申し出ます。「おおそうか。それならバイク止めてきて、こっちで登録しろ」と言われ、事務所で登録します。入場登録にはDMVのRegistrationなどがされていることが必要です。そして一定期間有効(確か1か月くらい)の通行許可証とシールをもらい、ゲートの鍵のパスワードを教えてくれます。もらったシールはバイクのフロントカウルに貼っておきます。
登録で一緒に並んでいた4輪バギーのグループに「Youも行くのか~?Youの Bikeは汚れてないけど、Youは初心者か~?」と声をかけられました。仲間意識が生まれました。
林道の入り口に到着、自分でゲートを開閉する
さて登録して、ここから数百メートルくらい道を進むと、いよいよRincon Shortcut OHV Routeの入り口が左手に見えてきます。教えてもらったパスワードで鍵を外して、ゲートを開けて・・・。このゲートはもちろん手動で結構重い。体全体で押して、ゴゴゴゴ・・・と動かします。
バイクを入れて、ゲートを締めて、しっかり施錠します。いよいよスタートです。
道自体はそこまで狭くはなく、大きなデコボコは多くありませんでしたが、急に狭くなったり、ガレ場っぽい場所も所々あるので、スタックしそうになることは多々ありました。しかし対向車同士が簡単にすれ違えるほどの幅は無さそうなので、先が見えないコーナリング時は要注意ですね。
こんなコーナリングもあります。いい感じですね。
さらに進んでいきます。ここは平坦で幅も広い道ばかりと思われるかもしれませんが、「写真が撮れるところ=バイクが止めやすい場所」なので、必然的にそんな写真になりますのでご承知おきを。
だいぶ登ってきました。すっげー景色だー。
途中で写真を撮っていたら、先ほどの話しかけてきた4輪バギーのあんちゃんグループが抜いていきました。4輪はガレ場は怖くないんだろうな~。ヘルメットの上からでも楽しんでいるのが見て取れるようです。
たぶん頂上付近になりました。振り返るとこんな景色です。ふもとに町がかすかにみえます。それにしても左の道はガケですね・・・。少し怖かったです。
たぶん頂上付近に到着
そして(たぶん)頂上に到着。広場があり小休憩。Apple WatchのGPSだと標高は1230m位、スタートから700m登っているらしいです。ここからも更に道は続いていますが、今回はここで降り返します。
今回は以上です。
先ほどの写真にもありましたが、このトレイルはガードレールとかは全く無いので、もしオーバーランしたら、そのままゴロゴローと落下してしまいます。もし落ちたら絶対に自力では戻ってこれなさそうです。しかもここは施錠ゲートを開けて入る場所なので、普通の通行者(車)はめったに通りませんし、携帯電話も圏外なので、レスキューなども期待できそうにありません。対向車もいる場合がありますので、無理なスピードで走る、危険な走行をするなど、絶対に避けましょう。出来る限り複数人数でくることをおすすめします。
トレイルのルールとエチケットを守って、皆で安全に楽しみましょう。