崖の谷間を進むオフロード林道 in アンザ・ボレゴ、コケて泥と格闘。 | カリフォルニアのオフロード
ロサンゼルスは2月は雨期なのか、よく雨が降りました。しかもやたら木金で降りやがるので、週末のトレイルが泥コンディションが続いていましたが、前から気になって仕方がない車・バイクで走れるオフロード・トレイルがアンザ・ボレゴという超有名国立公園の南にあり、コンディションが分からないが「もう我慢できない~!たぶんあの辺りは砂漠だから大して雨は降っていないはずだ!」と勝手に思い込んで出発。
場所:南カリフォルニア、アンザボレゴ近郊、フィッシュ・クリーク・ウォッシュ
距離:片道20kmくらい進んで断念
通行:車、バイクで通行可。マウンテンバイクも見ました。
駐車場:決まった駐車場は見当たらず、ところどころ車を停められるスペースあり。(たぶん無料。交通ルール要注意)
(2019年2月時点)
アンザボレゴ国立公園
ロサンゼルスから南東に約250kmあたりにアンザボレゴという国立公園があり、その近郊には「オコティージョ・ウェル」というオフロード専用エリアがあります。(以前紹介しました。)
さらにそこから南に進むと車・オートバイで崖の谷間を走れるオフロードトレイルがあります。道路名はいろいろあるようですが、通称フィッシュ・クリーク・ウォッシュという道路がメインじゃないかとおもいます。このトレイルはオフロード専用車(OHV)では走れない道です。要するに公道を走れる車だけ走っていいよ、ということ。 そうなるとKLXのような公道を走れるバイク(Dual Sports)は便利だなと思います。
さて、入り口が右手に見えてきました。「あまり泥になっていませんようにー!!」と願いながら、舗装された道からいよいよオフロードに入っていきます。
大雨で泥が深くなった林道
あー!!やっぱり・・・。しっかりとドロドロのコンディション。砂漠とて雨は降るときは降ります。しかもドカッと降るときがあり、山に木が少ないためか、こんなところはFlash Flood(鉄砲水)が起きやすいのかもしれません。しかし遠路はるばるここまで来たので、進まない理由はない!ということで進んでいきます。
左手にキャンプエリアがあるようでした。こっちには進みません。
泥に前後輪を取られフラフラしながら、ムキー!!と進んでいきます。前からくるバイクに挨拶する余裕はありません。
渓谷トレイル
谷間に入っていきます。 すこーしだけ泥が引いたものの、深い砂地のコンディションは続きます。あ~!あ~!と言いながら右往左往。まっすぐなんて進めないです。
途中で案内板がありました。このあたりの地形のウンチクが書いてあったと記憶しています。
後輪が少しハマったので少し休憩。谷が深いですね。この近くに人気のある徒歩のトレイルがあるみたいです。ところどころ車が停まっています。
進みます。 なんかカッコいい、せまいエリアを抜けていきます。(バイクは反対方向を向いています)
広くなりました。でも泥コンディションです。
エレファントニーズ
おーっと向こうに見えるのがエレファントニーズ(象の膝)ってやつですね。ここから歩いて行けるのでしょうか。オフロードブーツなのであんなところまで歩く気にはなれませんが・・・。
壮大な景色が続きます。結構進んできていますが、このまま進んでしまっていいんだろうか、帰ってこれるのだろうかと少し不安になってきました。深い砂と格闘してバンバンエンジンをふかしているので、エンジンが熱々になっているようで、ひっきりになしにファンが起動しています。2月とはいえクソ暑い。このKLX250は水冷だけど、う~ん、あまり無理しないほうがいいのか? 念のため、多めの水と少しは食料を持ってきていますが・・・。
深い泥の中に岩があったらしく、突然前輪が引っ掛かり、あらら~!っと、とうとう転倒!!しかも岩の上にバイクが倒れ、ガリガリ~と嫌な音が。「うぎゃー!やっちまったー!こんなところで壊れたらヤバイ!!もう帰れねー!!」と焦りながら急いで車体を確認。
オイルも水もガソリンも漏れていないようだが、エンジンがしばらくかからない状態で焦りましたが、5分待ったら何とか復活。はぁ~よかった~ということで、少し悩んで、もう少し進むことにしました。
道は乾いてきましたが、相変わらず深い砂。時間的にここらへんでタイムアップ。もう少し行ってみたい衝動に駆られますが、単独で来ているので深追いはいけないです。引き返します。
結構疲れました。泥と深い砂は走るにはどっちがマシなんでしょうかね?いま履いているタイヤはオンオフ兼用の公道使用可のタイヤで、いつか、砂漠に適したタイヤに換えてみてまたチャレンジしたい思います。(腕の問題か・・・笑)
今回は以上です。
トレイルのルールとマナーを守って、皆で安全に楽しみましょう。