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カリフォルニアのバイク免許を日本のバイク免許にする(第2話)

第1話はJAFでカリフォルニアの免許証の翻訳を依頼したところで終了しましたが、第2話は 準備に向けて右往左往した記録です。まずは、どうやって大型バイクの練習をするのか・・・という疑問にぶち当たりました。

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で、、、練習どうすんだ?

もうご存じかもしれませんがバイクの一発試験は難関です。運転技術・法規走行というか安全走行もさることながら、受験を受ける試験コースの細かいルールをガチガチに守って完璧にこなさなければ合格は難しいでしょう。

 

私が若かりし頃は750cc以上(だっけ?)のバイク免許取得は限定解除試験と言われており、教習所では免許取得はできませんでした。超難関の一発試験を通るしかなく、伝説の「鬼の中川」に通っていた人々の武勇伝をよく聞きました。

「皆で並んで正拳突きの訓練をする(スラロームのハンドルさばきの練習?)」、「教官のバイクには竹刀ホルダーがある」、「バイクのメーカーによってはウインカーのスイッチを入れても点灯するタイミングが違うので、当日の試験車両によって合わせる」などの伝説を聞きました。真偽はわかりません。笑

 

教習所には断られ・・・

なので、今までバイクを乗っていたからといって日本の大型バイク一発試験などは到底受からないと思っていました。とは言いながらも教習所に入ってイチから教習を受けるのも金銭的にも時間的にも避けたいし、そもそも運転免許切り替えの意味がない。

 

外国免許切り替えなので短時間でもいいから練習させてくれないか、と周辺の教習所に片っ端に電話をしてもすべて断られました。どうしたものか・・・。途方にくれました。

 

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二輪車安全運転講習会

そんな状況を救ってくれたのが千葉県幕張での「二輪車安全運転講習会」でした。

 

www.chiba-ankyo.or.jp

 

この講習会は実際の試験コース(幕張)を使っての1日講習会らしく、一発試験は幕張試験場になるであろう私にとっては一石二鳥の講習会。さっそく電話してみると、予約は2か月ほど埋まっている。そりゃ人気あるよな~。さらには電話申し込みは不可で、直接、現地(幕張の運転免許センターに事務所)まで出向く必要があるらしい。

 

しかし、早く申し込みをしないと先の予約はどんどん埋まってしまうらしい。

これは急がねばならん、とばかりに、帰国してからは社畜とならざるを得ない雰囲気になっている状況の中、わざわざ半日有休を使って現地に申し込み出向く。

事務所の場所は幕張免許センターの二輪試験場の建物。申し込み窓口で、この場で千葉県交通安全協会会員になれば受講料の割引も効くということを聞き、断る理由もなかったので、ついでに会員に登録。

 

せっかく免許センターに来たので、ついでに外国免許切り替えの書類審査と技能試験についても聞いておこうと思い、窓口まで出向く。必要書類とフローを教えてもらった。

 

www.police.pref.chiba.jp

 

 

書類審査の準備

そしてJAFから届いた免許証の翻訳文が到着。いよいよ書類審査を行う。ある意味、ここからあたりが一番大変でした。

上記のリンクのWEBページにも書いてありますが、必要なものは下記の書類。

  • 有効な外国の運転免許
  • 有効な外国の運転免許の翻訳文(私はJAFで翻訳してもらったもの)
  • パスポート(あるもの全部)
  • 国籍、本籍が書いてある住民票(日本の免許証で大丈夫でした)
  • 申請料(免許センターの中で収入証紙?を買う)
  • 念のため"i94"というアメリカの入出国履歴のものをプリントして持参。

  (上記は各自ご自身で確認してください)

 

書類審査の当日・・・衝撃的な光景

書類審査のためにいざ免許センターに再訪。書類審査の受付時間は平日の午前8時30分から9時まで、午後1時から1時30分と決まっていて、午後の部に行くことにしました。「外国免許の切り替え」の窓口に向かう。

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念のため、午後1時からの受付時間より30分ほど来たら・・・外国免許の切り替え窓口の前に、すでに20人くらい並んでいる。

並んでいる人たちは皆さん外国人っぽい人たち。焦ってすぐに最後尾につく。その後、どんどん列が長くなっていって、2~3倍くらいにはなっただろうか。早めについて良かったとつくづく思いました。

受付時間開始となり、担当の人たちがバタバタと対応をしている。言葉がスムーズに伝わらないのか、それぞれかなりの時間が掛かっており、なかなか順番が回ってこない。一度受付が終わった人も意味が伝わっていないのか、質問があるのか、また窓口に戻ってくる人もいて周辺は大混雑。

「あ~あ、こりゃ大変だ・・・」と思いながら待ち続け、いよいよ順番が来たので、書類を確認してもらい、提出。「すごく混んでいるので、審査にお待たせすると思います」と言われたが、帰るわけにもいかないので、待つことに。

その後、「バングラディッシュからお越しの・・・さん」、「ネパールからお越しの・・・さん」、「中国からお越しの・・・さん」と他の方々が呼ばれるが、マイクも使わずに肉声で呼んでいるので、離れると呼ばれる声が全く聞こえないため、近くにいるしかない。しかも近くのイスは少なく、埋まっているので、立っていないといけない状況。

イライラして待ち続けること3時間以上・・・。ようやく名前を呼ばれて、視力検査に連れていかれる。その後、技能試験の予約をすることに。

 

技能試験の予約が全然取れない

窓口に戻ってきて技能試験の予約を入れる。しかし、ここにもハードルが。

外国免許切り替えの技能試験の予約は各時間に枠が限られていて、なかなか取れない。(記憶では確か曜日も限定されていたような・・・)

二輪車安全運転講習会の特訓後に技能試験を受けるつもりだったので、だいぶ先の受験日となるはずなのだが、それでも空いていない。仕方なく空いている日を何とか探して予約を入れる。

 12時半ごろに着いて、気づけばもう夕方。疲労困ぱいです。書類審査なんてすぐ終わるだろうと思っていたのだが、全くの予想外でした。

 

カリフォルニアのDMVでも大混雑してかなり待たされるのは良くあることでした。免許の手続きは日本もカリフォルニアも一苦労ですね。

 

もしこの投稿を読んでいただいている方で、この手続きをしようとする場合は、書類は完璧に揃えておいて、長時間かかることも覚悟しましょう。(長時間待たされてあげく、書類不備とか言われたら、たまったものではないですね)

 

 今回は以上です。

 

そして第3話へ・・・

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