カリフォルニアのバイク免許を日本のバイク免許にする(最終話)
カリフォルニアのオートバイ免許から日本の大型自動二輪免許に移行したプロセスを書いていたのですが、いよいよ技能試験に挑戦する段階に入りました。
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試験日までイメージトレーニング
便利な世の中です。Youtubeに幕張の大型自動二輪の試験コースを再現してくれているアニメーションがあります。これが実にありがたい。
ルートを復習することはもちろん、バイクにまたがるときの所作、ミラーを直すときの所作、確認のタイミング、この時は何速で走るか、頭の中で何十回とイメージトレーニングを行いました。
そして試験当日の受付で、試験ルートが違うことに気づいて焦る
外国免許切り替えの技能試験は一本橋やスラロームを行う時には時間を計測されない、また課題も一部省略される、という話は聞いていました。
しかし、当日渡されたコース表では通常の技能試験とはルート自体も結構違っていることが判明。焦って試験ルートを覚えました。(どうやらこのコース表は事前に貰えるものらしく、何かの手違いでもらっていなかった)
ヘルメット・グローブのチェック
受付でヘルメットとグルーブのチェックを受けます。アメリカから持って帰ってきたヘルメットは「DOT」というアメリカの認証はついているものの、「JIS」とか「PSE」という認証を受けていないので、これを機会に日本で買い換えました。グローブはアメリカのオフロードで使っていたものをそのまま使えました。
超緊張の試験スタート。そしてクランクでやらかして一発不合格
人生の中でここまで緊張したことはないといっても過言ではないくらい緊張して試験開始。ガチガチに緊張しながら進んでいったが、不安要素であったクランクでふらついて足を着いてしまいました。
「あ、やっちまった~」と思うやいなや、バイクについている無線スピーカーから”パコっ”という音がして、「はい、そこを曲がって戻ってきてください~」と連絡が入り試験終了。
過去の限定解除試験に挑んできた諸先輩方より、この無線スピーカーの”パコッ”という音の恐怖症になる、という噂は聞いていましたが、まさにこれかと痛感。
悔やんでも悔やみきれない気持ちで、次回の試験予約を入れてこの日は退散。
2回目の挑戦。晴れて合格&胃痛
もう有休残日数がない。社畜としてはここで合格しないとしばらく試験を受けられなくなる。背水の陣の気持ちで挑んだ第2戦目。
相変わらず超緊張しながらスタートし、超苦手のクランクを何とかクリアした後も、記憶にないくらい緊張が続きましたが、途中で停められることもなく何とか完走。そして合格となりました。胃が痛い・・・。
待合室で、同じ日に外国免許切り替えの試験に合格した若者に「中国人デスカ?エ?ナゼ日本人ナノニ、コノ試験ウケテル?」と聞かれ、免許が交付されるまでしばらく会話。話を聞くとベトナムから来て、日本で仕事をしているとのこと。
実は外国語で初対面の人と他愛もない日常会話を続けるというのは予想以上に難しい。(と私は思っています)片言ではあるが、しっかりと日本語で日常会話ができることに感心しました。外国人として他国で生計を立てる大変さは身に染みて分かるな~。
程なくして、裏面には「外免」とハンコを押された免許証を受け取り、終了。
長くなりましたが、外国免許切り替えの一部始終は以上です。