カリフォルニアのオートバイ免許について
せっかくなのでカリフォルニアでのバイク免許を取ったプロセスを簡単に書いてみたいと思います。下記が前提です。
- カリフォルニアでの自動車の運転免許を持っている
- ミッションのバイクを運転したことがある
そしてプロセスとしては
- 2日間または3日間の学科・実技教習を受ける(要事前予約)
- その2日間の中で行われる学科・実技にパスする
- その後、修了証(DL389)みたいなものが郵送で送られてくる。
- それをもってDMVに行き、学科試験を受ける
- 以上を全てパスしたら、晴れてバイク免許取得
(2018年時点)
カリフォルニアのオートバイ免許について
さて、カリフォルニアは日本みたいな排気量別の段階的な(小型・中型・大型・限定解除)のようなものはなく、バイクと言ったらバイク全体みたいになっているようです。(※詳細はあるようですが、割愛します)
アメリカではバイクの免許はすぐに簡単に取れる、という噂もありますが、しっかりと落ちます。確かに日本と比べれば早く取れるというところはあるかもしれませんが、やはり危険なものは危険だという認識があるらしく、あまりに運転が危ない人はしっかり落とされていました。私の時は十数人中2人が不合格となっていました。
さて具体的な話を進めますと・・・
2日間または3日間の教習を受ける
私が受けたのがCHP(California Highway Patrol)公認と書かれているスクールで、2日間の土日集中コースでした。2日間、朝8時~夕方5時までみっちりと受けます。結構疲れました。会場はCommunity Collegeの週末を利用して学科と実技の教習を行います。
このスクールを選んだ理由は、まず、あまりスクール自体のチョイスが無いことと、Websiteが分かりやすかった、ということです。当時は何をどうすればカリフォルニアでバイクの免許が取れるのがさっぱり分からなかったので、なんとなくここだろう的な発想で申し込みました。下記は会場となったCollegeの校舎の一部。
学科
学科はここの教室で朝っぱらから行われました。
実技
実技の場所はCommunity Collegeの駐車場にパイロンを立ててコースにして行います。
バイクはKawasakiやHondaの250ccのアメリカンタイプ。私は昔カリカリチューンのNSR50や、超古いRM80などピーキーな2ストミニバイクで遊んでいたので、このように下(低回転域)があるバイクは楽で、足つきもよく心地よく運転できました。他の人たちはほぼ初心者で、クラッチ操作もおぼつかない、という感じの人もいました。
実技教習の持ち物は、自分のヘルメット、ゴーグルみたいに目を保護するもの(フルフェイスヘルメットなら不要?)、クルブシがしっかり隠れる革製のバイク用ブーツ、グローブ、頑丈な素材の長袖長ズボン(今やズボンとわ言わない?)。乗る前に服装チェックがあります。その場で借りることも出来るようですが、できれば自前が良さそうです。そして日焼け止めはしっかりしたほうが良いです。
その2日間の中で行われる学科試験・実技試験にパスする
あまり覚えていないのですが、たぶん下記のようなスケジュールだったような気がします。
- 1日目の前半:学科教習。
- 1日目の後半:実技教習。
- 2日目の前半:学科教習と学科試験。
- 2日目の後半:実技教習と実技試験
ここで面倒なことが発生するのですが、なぜか実技試験でトップバッターをやらされたことでした。実技科目ごとにパイロンを並び替えられて、「今からこのテストだ~。これは〇〇に定められている△△を確認するテストで、どうのこうの・・・。さあお前から行け」と(もちろんですが英語で)言われて、「ええー!?俺から?なに?なに?なにすんの?」という状況が何回かありました。
当然「せんせ~、英和辞書調べていいですか~?」なんてことも言える訳なく、案の定パイロンを間違えてやり直しをしたり・・・何度も冷や汗をかきました。(もっと英語の勉強しろって感じですが)
その後、修了証(DL389)みたいなものが郵送で送られてくる
数日後に終了証が郵送で送られてきました。
それをもってDMVに行き、学科試験を受ける
そして読んで字のごとく、修了証を持っていってDMVで学科試験を受けます。
しかし、ここでイレギュラーなことがありました。自動車の運転免許の残存期間も関係するのかどうだったのか、バイクの学科試験に加えて自動車の学科試験も受けさせされました。仕方なく受けるしかない。まったく準備不足だったので焦りましたが、何とか合格してひと安心。
そして晴れてバイクの免許を取得。カリフォルニアは圧倒的な車(4輪)社会であり、意外にも日本と比較してバイクは多くありません。そんなこともあり、バイク同士がやけに仲がよく、挨拶はもちろん普通に話しかけられます。私はKLXに乗っているのですが、ハーレーに乗っている蝶野正洋みたいなオジサンや、髪の毛だと思ったら頭部全部タトゥーのオジサンとかがニコニコしながら近づいてきたりして楽しいやら、怖いやらで・・・。
カリフォルニアのオートバイ免許を日本の免許に移行
そして、せっかくとったカリフォルニアのオートバイの免許を日本の大型自動二輪に移行してしまおうという挑戦を下記に記載しました。
ざっくりと書くつもりだったんですが、長くなってしまいました。今回は以上です。